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披露宴★パニック② ~招かれざる客の正体~

「招かれざる客の正体」

 

披露宴という、尺が限られている目まぐるしいイベントに招待されていない客が新婦にサプライズで登場するという

前代未聞の事件が起きたのであった。。

いくらググっても出てこなかったからこんな経験をしたのは日本で筆者ただ一人だと考えられる。

不本意ながら”披露宴に招待されていない人が乱入した日本代表”となったのである。

 

一体 ”招かれざる客” とはどのような人物なのであろうか?

かなり気になるところだと思う。

その人物とは…

筆者が花嫁アカウントで知り合った、同じ式場で挙げた先輩花嫁であった。

(ででででたーーーメンヘラ・地雷も多めの花嫁垢ーーーー!!!!)

 

実は本番ゲストには話せない、アイデアや悩みなどをその人物に話しており

3回ほどご飯にも行っている仲であった。

コロナで悩んでいるがゲストには話せないというこの特殊な状況下にて筆者の話を聞いてくれて非常にありがたい存在であったことは間違えない。

たまに理解不能なポエム調のラインが来ることがあり、ファッ!?と思うこともあったが

(今思えばそこで距離を置くべきであった)

目下コロナで開催自体できるかと悩む私を訳のわからないポエムで励ましてくれたことは事実である。もちろん半分ぐらいは解読できてないから励まされたのかも今となっては不明なのだが。

励ましてくれたことに関しては本当に感謝をしている。この出来事の前は彼女のことを好きであったことは確かである。

 

が、、、、

どうしてこうなった!!

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時は彼女の結婚式にまで遡る。

その時期はコロナの影響が出始めた頃でもあった。

悩んでる彼女が忍びなかったため喜びそうな言葉を筆者はかけまくっていた。

ちなみに、筆者はその人が喜ぶであろう言葉をかけることが大の得意。

鼻くそほじりながらも言葉が浮かんでくるというタチの悪さ。

 

そして迎えた彼女の結婚式当日…

筆者も打ち合わせで式場に行くこととなっていたため、花束とお手紙をそっとお支度部屋に入れてくれと彼女のプランナーさんに伝えていた。

しかし感動の演出をすることが仕事のプランナーに

「ぜひ喜びになるので直接渡してください!」と当日ごり押しをされ

(おいおい裏でそっとサプライズが一番美しいんだぞ…)

挙式前の撮影をしている彼女に直接手渡すこととなったのである…

今思えばプランナーさんの申し出を断固拒否していれば…と悔やまれる。

 

もちろん挙式前の撮影の時間とはいえ、尺を取ってしまったことには変わりは無いため筆者は大変恐縮しきりながらお渡ししたのであった。

そしてこのサプライズは彼女の心にクリーンヒットし、以来彼女は私の妄信的な信者となった。

 

 

彼女は自分の結婚式がいたく楽しかったらしく、

厄介なことに自身の結婚式後もずっとウェディングハイが続いていた。

ウェディングハイ野郎ほど手に負えないものはない。

「●●ちゃんがとてもいい子でどんなにすばらしいかをみんなに伝えたい!」

そう言いだしたときには 正直 

(えぇ…いい子では決してないが、みんな10数年来の付き合いだからどんな奴か皆しっとるでな。こいつ何を言っとるんや?)

と戸惑ったのを覚えている。

今思えばその時に、いやそんなのはどうでもいいんだと言っておくべきだったのかもしれない。

 

そしてあの悲劇が起きたのであった…

 

次回、暴走する信者★日本中が驚愕したサプライズの内容とは…!?